「デザイナーはデザインだけできれば良い」という価値観はすでに開発現場で持っている人は少ないです。

しかし、実際の開発現場ではCSSまでデザインが作り、残りの作業をエンジニアが行うとような分業体制がまだまだ多いです。 こういったケースの場合、見栄えの仕様に引っ張られで実装中に気がつく仕様漏れが起きやすく、エンジニアにUIやデザインの知識を暗黙的に求められデザイナを通さずに開発を進めるシーンを多々見てきました。

デザインと仕様が先行して決まってしまうことで、エンジニアからデザイナにコミュニケーションが取りづらい状況が生まれることで、デザイナがエンジニアとの開発に踏み込みむハードルが高くなっており溝が深まっていく原因のように感じています。

エンジニアとデザイナのコミュニケーションの齟齬を緩和できるのが私の得意とするコードベースのプロトタイプになります。
これはプロダクト開発においてComponentなど共通設計も必須になります。

コードベースの開発になると、これらのフェーズを実際のコードを評価しながらデザイナとエンジニアで議論ができるようになるため共通認識を持って開発ができます。

初めから完璧な設計で進めるのは困難ですが、コードベースの開発の場合変化に強い開発が当たり前になるため多くの方がリファクタリングのしやすいコードを書くようになりリリース後の運用も容易になります。

同様に実装をすすめると想定外の工数になるようなトラブルにも早い段階から気が付きやすく調整しやすくなります。

そして最大のメリットがComponent設計をした事により、実用に耐えうるスタイルガイドの運用が可能になりデザイナもエンジニアも似たようなコードを量産する事もなくなり品質向上に工数を割くことができるようになります。
またスタイルガイドが存在すると引き継ぎの作業がしやすく属人化しない安定した品質の運用が保てます。